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小久保亭 いも庵

徒然おばばか日記。 ―姪っ子は猫である。名前はルチル―

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 もうすぐ生後五ヶ月になるルチルさん。この頃中々知恵をつけてきたようです。
 基本ルチルさんはケージの中で過ごしております。当然、トイレもケージの中。トイレの砂をがさがさやっていると、家族の誰かが掃除をしてあげています。が。掃除をするには、ケージの扉を開けなければいけません。ルチルさんは最近それに気づいたようで、外に出たくなったときは、トイレが汚れていないにも関わらず、砂をがさがさとやり、人が扉を開けるように仕向けてきます。私も何度もはめられました。
 他にも。人間が食事中に放し飼いにしていると、ルチルも食べるー、とばかりにテーブルに飛び乗ってきます。もちろん、すぐにおろしますけど。しかし、賢いルチルさんは、最近飛び乗る場所とタイミングを選んでいます。すなわち、左手に茶碗、右手に箸を握り、両手が塞がっている人のおかず皿めがけて飛び乗ることを。私はこの戦法で、うなぎをぺろりとなめられました。
 そんなルチルさん、自分の食事中にも知恵を働かせます。ご飯はケージの中で食べさせているのですが、最近のルチルさんは、出されたご飯を一度で食べきりません。わざと半分残し、誰かが来て手ですくって食べさせてくれるのを待っているのです。お皿を目の前に押しやってもそっぽを向いて食べず、人の手にのったご飯を見ると、嬉しそうに喉をならして食べ始めます。とんだ甘えん坊の策士です。それがわかっていて手から食べさせるうちの家族も甘いんですけどね。

200811021118000.jpg
 どんなに策を弄そうと、ルチルさんも猫なので、狭いところが大好きです。特に本棚の隙間は楽しいようです。けど一番のお気に入りは私のベッドの下。一度入ると、人の手が届かないのをいいことに、中々出てきてくれません。

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